4月23日は、ドイツビールの日
何の日かと言うと、「ビール純粋令(ドイツ語でReinheitsgebot)」という法律が定められたのが1516年4月23日だった。つまり今年2015年は499年目になる。
この法は何かというと、「ビールの原料は麦芽、水、ホップとする」という決まり。
元々はバイエルン公国の法であったが、その後統一ドイツでも適用されて現在に至る。
ただし、EC発足の際にこの法は認められず、あくまでドイツ国内の法として存在している。
どういう事かと言うと、「本格的なドイツビール」はこの法に則って醸されるのだが、世界には麦芽に副原料を加えたり、ホップ以外の原料で香り付けしたりするビールがあるのだ。
例えばお隣ベルギー。ここのビールは味も香りも多種多彩。
ドイツ式に言えば「ビールじゃない」のだが、もちろんこれらも長い伝統に支えられたビールだ。
ドイツ国内で醸される多くのビールは、現在でもビール純粋令に基づいて醸されている。
これらは一種のブランドの様なもので、ビール純粋令を遵守している醸造所の入口には、「純粋令に基づいて醸造」の看板が掲げられている事が多い。
写真左:フランケン地方の田舎街の醸造所に掲げられた看板
写真右:ビール職人の資格を示す証書
新時代到来
「ビール純粋令に基づいていないビールはビールじゃない」という訳ではない。
当研究所では最近ベルリンのレポをしているが、あちこちで様々な副原料やハーブを用いたビールの醸造が若い醸造家を中心に行われている。
日本でも多種多彩なビールが楽しめる様になった。
しかし、ビール純粋令がドイツビールの質をグッと高めた功績は大きい。
今日4月23日は、そんなビール純粋令に「Prost(乾杯)」する日としよう。
※本日はドイツ料理店などでイベントなどもあるようです。
そちらもチェックしてみてください。
店主の方の書き込みも歓迎します。
ごぶさたしております。来年が500歳になる記念の年ですね。
合わせて、ツイッター・アカウント @Reinheitsgebot でもあります。
HIDAMARIさん>
ご無沙汰しております。
いつもリツイートありがとうございます。
500年の記念行事もありそうですね。
※現在上海暮らしです。