Paulanerはミュンヘンの醸造所であるが、ドイツ国内のあちこちのみならず、中国は上海にもある。
日本では「ポウラナー」「パウラナー」などいろいろ表記されるけど、当研究所としてはドイツ語の発音に一番近いのは「パウラーナー」だと思っている。
中国語での表記は「宝莱納餐庁」。発音的には「バオ・ラ・ナー」だけどカタカナ表記は困難。笑
市内には3店舗があり、それぞれミュンヘンの雰囲気をそのまま持ち込んだような空間を演出している。
その中心的な存在が、旧フランス租界と呼ばれるエリアの一角にある「宝莱納餐庁汾阳路店」。
写真左:外観
写真右:プラタナス並木の中に浮かぶロゴ
大きな洋館の中は吹き抜けになっており、ドイツ式のビアホールと言った感じ。
その一角に醸造設備が置かれており、それを取り囲む様にして2階席が設置されている。
外にはビアガーデンがある。
遊具が設置されているため子連れにも人気の場所で、ガーデン横のスペースと共に貸切して、誕生日パーティーなどを開催する富裕層も多い。
ガーデンにはミュンヘン同様にPaulanerの石像がある。
食事はもちろんドイツ・バイエルン料理が中心。
パンもちょっと柔らかめだけど、ドイツ式のBrot、Brochenが出てくる。
春はもちろんSpagel(シュパーゲル=ホワイトアスパラガス)。2枚のシュニッツェルが付いているためかなりの量で、何人かで取り分けて食べるのが丁度良い。
■Information■
Paulaner Brauhaus in Fenyan lu/宝莱納餐庁汾阳路店
上海徐汇区汾阳路150号(近桃江路)
(最終訪問2016年4月)
<2016年6月をもって閉店>