思南公館というのはかつてのフランス租界の古い建物を面的に改装し、2011年にオシャレスポットとしてオープンしたエリアで、カフェやレストランが立ち並ぶ。
すぐ南には、かつて周恩来が上海での活動拠点とした周公館があり、同じようなデザインの洋風建築が並ぶ高級住宅地が隣接する。
ここに、上海のクラフトビール界をリードしているBoxing Cat Breweryが店舗を構えている。
北側を通る復興中路に面しておりわかりやすい。
写真左:復興中路に面した店舗。
写真右:カウンターに並ぶタップ。
このエリアには欧米人が比較的多く住んでいるため「一人飲み」の需要がある。
(中国人の方は、基本的に一人飲みはしない)
もちろんこの店もカウンター席があり、一人でフラリと来ては、ビールだけを2〜3杯飲んで帰る人も多い。(僕もその一人)
ビールはここでは作られておらず、同じ復興路を西の方に行ったところにある店で醸されている物が運ばれて来ているようだ。
(虹橋地区にも新店舗ができたため、最近はそちらからかもしれない)
Boxing Catと言えばIPAに定評がある。
世界レベルのIPAが上海で楽しめるのは嬉しい。
また、この店にラインナップされているLager系ビールは、バイエルン州を中心に飲まれているHelles。(当研究所にとっての標準ビール)
写真左:IPAとHelles
写真右:タップに指させば注文できるのは楽。笑
■Information■
Boxing Cat Brewery 思南路店
复兴中路523号思南公馆35幢2-3楼近思南路1层
地下鉄10号線新天地駅が最寄り駅。
陝西南路駅からフラフラ歩いてくるのも楽しい。
<公式WEB>
系列店
Boxing Cat Brewry 復興西路店
Boxing Cat Brewry 虹橋店
–はしご酒案内–
HITACHINO MANSION 常陸野公寓(→詳細)
思南公館はこんな場所
1930年代に建てられた洋館をリノベしたショッピング/飲食店エリア。
これらの建物の中には、上海市の優秀歴史建築が39棟含まれている。
真ん中に大きな通り、その周辺には路地が作られ、区画の中とは言え町歩きも楽しい。
写真の銅像はジョニー・ウォーカー。
ウイスキー文化を発信している施設もある。
周南公館のすぐ南側にあるのは周公館。かつて周恩来の上海での活動拠点となった洋館。
家具・調度品は当時のままの状態で保存されている。
入館無料・9−16時開館。
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