Brouwerij Bourgogne des Flandres / Brugge (Belgium)

ベルギー北部の美しい街ブルージュ(Brugge /Brugesなどの表記あり)は、海岸線から数キロ内陸にある街だが、運河によって繋がれた港町として栄えた。
町中には運河が張り巡らされており、多くの橋(ドイツ語で橋はBrugge)が存在していることが都市名の由来。

旧市街地は中世の姿をそのまま残しており、世界遺産に指定されている。

そのブリュージュの中心近くにあるのがこの醸造所Brouwerij Bourgogne des Flandresである。

写真下:運河越しに全景を眺める

この醸造所の起源は18世紀に遡る。
ブリュージュ市内ではもともとVan Houtryve家が醸造所を経営しており、19世紀には兄弟達でDen Os、La Marine、Ten Ezelと3軒の醸造所を別々に経営していた。
そのうちのDen Osでフランダース・レッド・エールが誕生した。
この醸造所は1957年に閉鎖されてしまうのだが、レシピは他の街の醸造所に引き継がれ、委託醸造という形で生き延びた。
Brouwerij Verhaeghe (Vichte)→Brouwerij Timmermans(Dilbeek)

そして、2015年に元公共施設の建物を改装して、醸造所が復活した。

写真左:通り側にある醸造所玄関
写真右:見学通路のテラスから中庭を見下ろす

代表的なビールはBurgogne des Flandnes。
敷地内で醸造するレッド・エールとTimmermansで醸造された後に木樽で12ヶ月熟成させたランビックをブレンドしたもので独特の風味を持っている。

醸造所は見学をすることができる。
基本的に醸造している現場はガラス越しに見るのだが、その見せ方がとても工夫されており、ビールの醸造過程を学ぶことができる。
また昔の醸造所で実際に使われていた道具の展示も充実。

見学は有料。セルフで回るだけなら予約不要で14EURO(2022年現在)。これには併設パブでのビール試飲1杯も含まれている。

ちなみに、この醸造所の閉店時間は早い。
併設パブも18:30までの営業なので、夕食をしながら飲むという事はできない。

■Information■
Brouwerij Bourgogne des Flandres
Kartuizerinnenstraat 6,
8000 Brugge

公式WEB

■ハシゴ酒情報■
800mほどの位置に、「Huisbrouwerij De Halve Maan」がある。
当研究所内の関連ページへ

 

最終訪問 2022年3月

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Brouwerij Bourgogne des Flandres / Brugge (Belgium) への1件のコメント

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