■2013年7月現在、改装中との情報あり■
コースターの下に「Isarral-Bahnhof」と書かれているが、かつてのIsartal Bahn(イザール渓谷鉄道)のBahnhof(駅)を改装した醸造所。
正確にはミュンヘン市内ではなく、ミュンヘン郡下(Landkreis Munchen)にある小さな街Pullachにあるのだが、ミュンヘン市交通局のSバーンが来ているため、当研究所ではミュンヘンとして扱う。
渓谷鉄道は無くなってしまったが、その線路跡はハイキングコースとして整備されていることから、人気が高く、休日ともなれば、ミュンヘン市内から多くの人がやってくる人気スポット。
見た目は完全に駅舎。
ドイツに多い、煉瓦造りの駅である。
今でもミュンヘン中央駅からのSバーンが停車する現役の駅舎は、何の変哲も無い駅というのが残念。
建物の中にドンと置かれた醸造設備がある。
稼働している時間に合えば、忙しく働くブルワーさんが見える。
かつての待合室のスペース。
こういう場所は、基本的に飲食店が入居している事が多いので、かつて駅だった頃も今と変わらない風景ではなかったか、と想像される。
右写真は店内から見えるSバーン電車。これがSLだったらまた味わい深いが、これまた何の変哲も無い近郊列車が行き交う。
さて、こちらの経営母体はHofbraeuhausであるが、ミュンヘンのそれではなく、Traunsteinという街にある醸造所。
ここはドイツ中に何軒ものマイクロブルワリーを経営しており、Traunsteinのビールと、現地で醸造するビールを組み合わせて展開している。
ビールはヴァイスビアを中心にここで醸造しているが、その他はTraunsteinのHofbräuからの輸送されている様子。
ちなみに、このHofbräuは、ケルン、アウグスブルグ、などでも店舗展開をしている。
■Information
Isar Bräu
Kreuzeckstraße 23b
82049 Pullach, Deutschland
TEL 089 798961
■行き方
ミュンヘン Sバーン 「S7」Wolfratshausen方面。
Grosshesselohe Isarbahnhof駅構内。