ライプツィヒ(Leipzig)中心部から離れた場所にある醸造所。
中央駅のインフォメーションで問い合わせた所、特に観光地と言う訳でもないこの醸造所を、たまたま知っている職員がいたので地図に書き込んでくれた。
駅前から15番トラムに乗って約20分。ゴトゴト揺られて半分眠りかけた頃に到着。
一見すると何の変哲もない白い建物ですが、なかなかドラマチックな歴史を持つ建物だ。
元々の起源は1624年に建てられた宿屋。スカンジナビアから東ヨーロッパ諸国への貿易ルート上にあるため、宿として商人だけでなく、戦争時には兵士の宿舎としても使われていたが、情勢によってはそれは負に働き、略奪行為の対象になり、破壊されてしまう。
現在の建物は1744年に再建された物。
写真:店内に設置された醸造設備。どかんと真ん中に鎮座している。
(写真提供:ベアレン醸造所 高橋さん)
ビールは店内の設備で作られている物が三種類。
現在のメニューを見ると、Hell,Dunkel,Hefeとシンプルな構成。
訪問したのは2004年で、その時にはHellという名称ではなく、ピルス(Pils)が置かれていた。地理的にもチェコに近いため、南ドイツはバイエルンのビールであるヘレスよりも、ピルスの方が馴染みがあるのかな、と言うのが当時の感想。
今日のメニューではDunkelですが、訪問した2004年当時はSchwarzがあった。
麦芽の甘みがしっかりとしていたのが印象的。
実は、訪問時は貸切パーティーが入っており、何と「一般お断り」デー。
しかし、粘り強く交渉(笑)して外でビールを飲ませてもらった。
■Information■
Brauhaus Napoleon
Prager Str.233
04289 Leipzig
公式WEBサイト
Google Maps