偉大な作曲家として知られるバッハ(Johann Sebastian Bach)はここライプツィヒのトーマス教会(Thomas Kirche)で楽長の地位にいた。
旧市庁舎近くにあるトーマス教会前には、バッハの銅像が建ち、また遺体も教会内に眠っていることからも、相当な立場にいたことが想像できる。
写真左:バッハ銅像前でフルートを吹く音楽家。
写真右:徒歩2〜3分のところにある旧市庁舎
今日、そのトーマス教会は観光名所ともなっているが、その目の前にあるのがこの醸造所。その名も「Brauhaus an der Thomaskirche」直訳すると「トーマス教会横の醸造所」ということで非常に分かりやすい。
田舎街だと古い教会の前には古い醸造所が建っているものだが、この大都会ライプツィヒではそうもいかない。近代的なビルの一階に、テナントとして入居している。
看板には「Pizza」や「Eis」などが列記されているが、中を覗けば醸造設備が並ぶ立派な醸造所。
都会的に設備を眺めながらビールを楽しむ場所。
ビールの基本ラインナップはPils、Schwarz(黒)、Saison(時期によって変わる)の3つ。
(ちなみに訪問時はDunkelもあった)
観光地なだけに、すべてのお客さんがビールを飲んでいる訳ではない。
もし、ビールを飲まない人とライプツィヒを訪れた際は、ランチタイムに合わせてトーマス教会を訪問し、食事のついでにビールを楽しむ、という事ができる。
■Information■
Brauhaus an der Thomaskirche
Thomaskirchhof 3-5
04109 Leipzig
<最終訪問 2004年10月>
※ビア旅初期に訪れた醸造所ですので、最近訪問された方からの新情報お待ちしております!