1302年の開業から紆余曲折を経て今日醸造されているアルコール分4.8%のケルシュ。0.5Ｌでビン売りもされている。
中央駅のホームから大きな看板が見える醸造所は、大聖堂Domとは反対方向の出口から徒歩数分の所に位置している。
道路に面した醸造所は、結構近代的。
ガラス張りなので、醸造家が働いている様子がよく見える。
すぐ横には一軒のクナイペ（居酒屋）がある。そこは直営と言う訳ではないが、扱っているビールはGaffel。隣で造られたビールが飲めるので、実質的にはBrauerei Gaststaetteの様な感じ。
旧市街の直営店がここ。
コースターには、「Spezialausschank」と書かれているが、これは「Spezial（特別）」な「Ausschank（直営店）」という意味。
醸造所が広い場所へ移転した後にも、その場所には歴史的な酒場を残している。
中は昔のままの姿で残っている事が多く、正に「特別な場所」。
ケルンにはこの様に創業の店を、居酒屋として残しているケースは多い。
横から見ると結構奥行きが無くて狭いが、一応ビアガーデンとしても機能する中庭がある。
僕は一人客であったため、狭い狭いカウンターで飲む事になった。
カウンターをはさむようにしてケルン地方の方言が飛び交っているのが実に面白い。
奥にテーブル席があり、どちらかというとレストランの方に重点を置いている感じ。
創業の地で楽しむケルシュ。
それはまた特別な味わい。
（最終訪問２００９年８月）
Infotmation
Gaffel-Haus
Alter Markt 20-22
50667 Köln
TEL:0221 257-7692
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