1872年創業のWeissbier(ヴァイスビア)専門の醸造所で、日本はじめ世界各国に輸出されているおなじみのブランド。
元々はミュンヘン市内にあった醸造所だが、第二次大戦時に市内は空爆を受けたため醸造所も被害を被る。そして1944年にここケールハイム(Kelheim)に移転してきた。
実は、この醸造所はSchneiderが移転する前からWeissbier Brauhaus in Kelheimとして存在していた。その歴史は長く、1607年の創業になる。
元々、Weissbierの醸造は王家や貴族に属する醸造所でしか認められておらず、この醸造所はマクシミリアン一世により建てられた。
Schneiderの創業者であるGeorg Schneider I は元々王室の醸造所であるHofbraeuhausの醸造家であったのだが、王室のWeissbier醸造権売却の際にこれを購入し、1872年にこの醸造所を創業。
Georg Schneider Ⅳの時代である1928年にこの醸造所を購入し、前述の通り1944年に移転を実施した。
現在、醸造所はこの裏手にあり、石造りのこの建物は直営レストラン「Weisses Bräuhaus」として世界中からのビールファンを迎えている。
写真左:店内に飾られているWeisses Brauhaus in Kelheimの看板。1607年の文字が見える。
写真右:サーバーのあるカウンター。
曲線が多用された店内は、柱の間隔や仕切りでなんとなく区画されているが、訪問時は一人だったのでカウンター近くの高テーブルに席を取った。
ビールはTAP+数字の組み合わせ。
現地ではやはり「TAP7 Original」のヴァイスビアを堪能する。
ヴァイスビアの歴史においても正にオリジナルの正統派。
裏には気持ちの良さそうなビアガーデンがある。
木立の中でビールを飲むのが実に気持ち良さそうなのだが、残念ながら雨天のためクローズ。
(実は、当研究所のレポは雨が多いとの指摘が多数あり・・・・)
写真左:裏手にある醸造所から眺めたビアガーデン。
写真右:ビアガーデン全景。
■Information■
Schneider Weissbräuhaus
Emil-Ott-Straße 1,
93309 Kelheim,Deutschland
<公式WEB>
<最終訪問 2013年9月>
<近くの醸造所>
Klosterbrauerei Weltenburg
Brauerei und Gasthof Frischeisen
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