<2014年に自家醸造は停止した模様だが、資料としてアップ>
UnterneusesというLichtenfels郡は大字Ebensfeldにある人口300人ほどの集落。
ここにあるのがBrauerei Martin。1868年創業と、このエリアでは標準的な古さの醸造所である。
ここは醸造所と直営のガストホフが100mほど離れて建っている。
醸造所の建物をみると、おそらく創業当時から使われている物だ。
そして、道路を挟んで建造されているガストホフはまだ20年ほどしか経っていないが、看板にはレストランを意味するナイフ・フォーク・スプーンの他、ベットが描かれている通り、宿泊もできる「ガストホフ」になっている。
事業を拡大しているのかと思いきや、ビールはデュンケル一種類のみ。
さらに樽売りオンリーで、瓶売りは無し。この直営店でしか出していないという、まさに「究極の地ビール」だ。
ビールの拡販なしでこういう事業拡大ができるのは、この街の立地による。
ここはBad Staffelsteinという温泉保養地に近いため、ドイツ中からの観光客がやってくるのだ。
写真左:グループ旅行でやってきた人々。
写真右:ビールは陶器ジョッキで提供された。
集落は小さな丘になっているためか、
一段高い所にあるテラス席の向こう側にはフランケンの景色が拡がっている。
■Information■
<最終訪問 2007年8月>