1901年創業の小さな醸造所。
行政的にはバンベルク郊外のEltmannという小都市の一集落であるWeisbrunnという人口350人ほどの集落にある。
このエリアはマイン川の南に拡がる丘陵地で、点在する集落にポツポツと醸造所が存在している。交通の便がちょっと悪いが、整備されたハイキングコースや自転車道を使ってバンベルクからウォーキングやサイクリングを楽しみに来る人も多い。
写真下:醸造所全景
人口350人の集落だから、お客さんはほぼ知り合い同士。
夕方になると三々五々に集まってきてはビールを飲み始める感じ。
もちろんビール以外を飲んでいる人も多く、ここは集落の居間となっている。
ビールはフランケン地方の醸造所らしく、ラオホビールがある。
また、ピルスナーもラインナップされているのだが、フランケン地方およびバイエルン地方の標準ビールをもいえるヘレスが無いのが珍しい。
いずれのビールも瓶売りはしておらず、現地でしか楽しむ事ができない「究極の地ビール」。
写真左:ケラー(地下壕)から樽を持ってくるオーナーさん
写真右:陶器ジョッキ(Krug)で出される
常連さん達は皆さんもちろん「マイ・ジョッキ」。
座ったら注文をせずとも「いつものジョッキにいつものビール」が運ばれてくる。
フタ付きジョッキもあるが、無いジョッキには「ビア・ダッハ」と呼ばれるフタを被せている。
何のための物かというと、これは「ハチの落下防止」。無い場合はコースターで代用が可能。
(一部、醸造中止の情報もあり。確認中。)
■Information■
Baptist Bräutigam
Dorfstrasse 12,
97483 Weisbrunn
<最終訪問 2007年8月>