Sonnenbräuは「太陽醸造所」という意味で、そのシンボルも太陽を表している。
年間500hlほどを醸造する、人口500人ほどの田舎町にある小さな醸造所だ。
創業は1868年なので、老舗がずらりと並ぶフランケン地方においては比較的新しい部類に入るのだが、実際にはそれ以前からSchmit家によってパン屋さんとして存在しており、そこが醸造所として開店したのが1868年とのこと。
その木組みの美しい建物は集落の中央にドンと敷地を構え、レストランとしてまた夏季はビアガーデンとして、集落の人々にとっては無くてはならない存在になっている。
訪問時の天気は良かったので、ビアガーデンに席をとった。
フランケンの文化として、ビアガーデンは基本的にセルフサービス。
ここでは、「Essen(食事)」と「Getränke(飲み物)」それぞれの窓口がある。
飲み物の窓口を覗くとWeissbier von Fass(ヴァイスビアの樽出し)があったので、それを注文。
写真左:窓口の風景。定番メニューの下に数枚貼られているのが、本日のメニュー。
写真右:のどかな農村を眺めながらビールをいただく。
近くに座っていたオジサン、(と思ったらオーナー氏でしたが・・笑)に
「フランケン地方の料理はどれ?」
と質問したら、Schaschlik mit Pommesをオススメしてくれた。
豚のBBQにパプリカソースをかけた物で、それにフライドポテトが付いている。
ドイツ中で食べられるため、フランケン料理という訳ではないが、ここではレバー。
これがフランケン風と言う事らしい。
■Information■
Sonnen Bräu (Brauerei Gasthof Schmittt ともいう)
Zaugendorfer Str 4
96179 Mürsbach
営業時間
火〜木 16:30〜
水、金 12:00〜
土、日、祝 11:00〜
定休日
月 (祝日の場合は営業して火曜休み)
<公式WEBサイト>
<最終訪問 2009年8月>
Mürsbachはこんな町
バンベルク群の大字Rattelsdorfに属する人口500人ほどの集落。
田園風景の中に美しい木組みの家々が並ぶ。
訪問時は一本東側の集落から峠を越えて来たが、その道はずっと畑の中を進む実に気持ちいい道。
時々トラクターが通り、農家の庭に花が咲き乱れる美しい集落だった。