Phenix Bräu / Dortmund

ドルトムントはかつて60軒ほどの醸造所がひしめくビール都市であったが、戦後は次々とその統廃合および廃業が続き、ついにはDortmunder Actien Brauerei (DAB)一軒になってしまった。
その後、ニューウェーブがやってきて、Bergmannなどが開業。そしてHörde地区に1893年から続く「Gasthaus Wüstefeld」が自家醸造に乗り出した。
それがPhenix Bräu(フェニックス・ブロイ)である。

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僕がドルトムントで暮らしていた頃、何度かHörde地区まで来たことがあった。
大きくカーブを繰り返しながら坂を下った記憶があるが、地図を見ると確かに盆地になっているようだ。
今回15年ぶり位に来てみると、その盆地には人口湖「Phenix See」が作られており、周辺には遊歩道なども整備されいるではないか。
聞けば周辺は高級住宅地らしい。

ガストホフがあるのは、湖近くにある古くからのエリア。
戦災を受けているドルトムントだけあって、古い木組みの家などは無いけれど、ドイツらしく近代的で美しい街並みが続く。

「ウチのビールは世界一美味いビールだ!」
という声の元、テーブルに置かれたのはこの日唯一サーバーに繋がれていたDunkel。
この地区では800年ほど前からビールの醸造が行われていたが、そのスタイルを求めてノンフィルターのデュンケル。

続いて高アルコールのビア・シュナップスが出てきて撃沈・・・・。
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■Information■
Gasthaus Wüstefeld
Hörder Rathausstr. 3
44263 Dortmund

公式WEB

Hörde地区の発音は「ヘルデ」の「へ」の部分を「オ」を発音する時の口形で読むとドイツ語っぽくなる。
このエリアはドルトムント中央駅からSバーンやUバーンが通じているのでアクセスが簡単。

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<最終訪問2014年10月>




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