ホームブリュー用の機材や材料を販売しつつ、実際に醸造所としての稼働もしている小さな小さな醸造所。1982年からガストホフを営んでいたが、2000年より醸造設備やらビール材料の販売と共に、ブルーパブとしてオープン。
アレキサンダープラッツ駅近くの鉄道高架から一本北にあるMünz straßeとRosa-Luxenburg straßeの角にある。
このMünz straße周辺は小さなカフェや普通のファッションショップ(服屋さん)などが所々に並び、ふらふらするのも楽しい。
写真:通りに面して小さなテーブルが並ぶ。一応ビアテラス。
訪問時は平日の午後だったために、ほとんどお客さんはおらず。
店のオーナーらしき若者と、その父親が店におり、いろいろと話をしてくれた。
面白いのは、ボンからベルリンへの遷都に伴い、ケルン・ボン地域から多くの政府機関職員らが転居してきたため、その地方のビールであるケルシュの需要が高くなったため、という。
ベルリンのブルーパブとは言え、その需要に対応するためにケルシュも仕入れて販売している。(2005年の話)
普通ならばショールームになるようなスペースに、どかんと置かれた醸造設備。
マイクロブルワリー用の一般的な設備であるが、2005年時点のドイツではあまり見かけることがなかった。
これらの設備は、どちらかと言うとマイクロブルワリーの本場米国でよく見られるタイプかな。
今日では多くのマイクロブルワリーが都市部でオープンしているので、結構見かける。
レギュラーのビールは2種類。ヘレスとデュンケル。
基本的に南ドイツの定番ビールであるが、このようなマイクロブルワリーには、地域を問わずによく飲まれているビールである。
食事に関してもこだわりを持っており、おばあちゃんの味的な「ドイツ家庭料理」を売りにしている。
■Information■
Berliner Marcus- Bräu
Münzstraße 1-3
10178 Berlin
<公式WEBサイト>