Musée bruxellois de la gueuze / Brussel (Belgium)

ブリュッセルの町外れAndelrecht(アンデルレヒト)地区にある伝統的な製法を続ける醸造所で世界的に有名。
創業は1900年とドイツの田舎町にある醸造所と比べるとそれほど古い訳ではないが、創業の頃からの製法を頑なに守り続けている。
一点の変更があったのは1999年で、全ての原材料をオーガニック材料に変更。

小さな醸造所ではあるが商圏は広く世界中の国に輸出されている。

現在の醸造所は製法そのものを見せる「グーズ博物館」とのしても機能している。
毎週土曜日に1時間半ツアープログラムが組まれている。これは予約制で有料。
英語、フランス語、オランダ語と3つの言語でのツアーだが、それぞれ時間が異なり事前にWEBサイトからの予約・支払いが必要。(こちらを参照

この醸造所の売りは何と言ってもGueuze(グーズ)と呼ばれるカテゴリのビール。
元になるのはランビック(Lambic)と呼ばれるビールで、通常のビール醸造所においての発酵時に用いる培養させた酵母ではなく、空気中に浮遊する微生物や野生酵母などの力によって発酵を促す製法で醸される。
そうして出来たランビックは酸味が強いので、2〜3年貯蔵して丸くなったランビックとブレンドして瓶詰め。これを瓶内発酵させてガスを発生させた物がグーズとなる。

ツアーでは、その醸造過程をひとつずつ、時には笑いを取りながら説明をしれくれる。

写真左:ツアーガイド氏、その後ろには貯蔵されたランビック
写真右:麦汁の冷却に使われるプール(クールシップと呼ばれる)

タイミングが良いと熱々の麦汁がクールシップにドバッ〜と注がれるシーンも見れる。
(もちろん、奥までは入れないけど)

ツアーの最後には試飲コーナーでビールを楽しむ。これらはツアー代に含まれる。
若いランビック、数年貯蔵のランビックとブレンドしたグーズ、果実を漬け込んだフランボワーズと3種類の試飲が可能。

   

さらにツアー後には売店でTシャツなどのお土産を買うのも楽しい。

■information■
Musée bruxellois de la gueuze (Cantillon)
Rue Gheude 56,
1070 Anderlecht

公式WEB

初回訪問 1998年3月
最終訪問 2022年2月

カテゴリー: Belgium パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください