宁波(にんぽー)は日本の常用漢字では寧波(ねいは)と呼ばれる浙江省の港町。
かなり歴史のある街で、かつては遣隋使、遣唐使もここに上陸して長安の都を目指した。
(もっともこの頃の航海技術では、たまたまそこに着いたって事もあるが・・)
現在の浙江省は江蘇省と並び、中国でも有数の産業のある省として知られ、宁波はその浙江省の中心都市のひとつ。
こんな街にもブルーパブはあるのかな?
と探してみたらあった!
中心地からは外れたマンションが立ち並ぶエリア、その道路に面した一角に並んだ商店の2階に何とか看板を発見した。
階段を上っていくと、小さなカウンターにタップが13本。
店の奥に置かれた自家醸造用の小さな設備で醸されたビールと、瓶で仕入れた外国ブランドのクラフトビールがおかれている。
カウンターには常連さんカップル。
ビールを片手に店主と話しをしている。
中国の食文化だと、酒と食は切り離せないのだが、若い世代で、かつ欧米に留学経験があったりすると、「酒のみ、つまみなし」の飲み方をする人もいる。
話しを聞くと、彼らもまさにそんなタイプで、
「地元にこんなビアバーができて嬉しい」
と語っていた。
■Information■
COZ OF精酿啤酒屋
宁波市东岸里东和路186号
TEL 13566634194
<寧波はこんな所>
前述の通り歴史のある浙江省の港町。
1842年の南京条約締結時には、諸外国に向けて開港された港町のひとつでもあり、当時は多くの外国人が住む租界があった。(他に開港されたのは、広州、福州、厦門、上海)
現在、老外灘と呼ばれるエリアは、上海の外灘と同様諸外国の商館などが並んでいたエリア。現在ではその欧米風の町並みを活かしつつ、欧米人が好みそうな飲食店が立ち並ぶ人気スポット。