DBストライキの朝=ドイツ・ベルギービール紀行2008春(その5)=

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朝5時半に起床し、友人宅で簡単な食事。
その後、車でドルトムント中央駅まで送ってもらう。
駅には既に多くの人がごった返しており、早朝とは思えないような活気!!皆、ストライキの不安を胸に早め早めの行動をしているようだ。
さて、僕のビア旅はどうなる??

写真左:ドルトムント中央駅のエントランスホール
写真右:ストライキによる注意を促す張り紙

本来ならばもう少し遅い列車での出発予定だったが、早め早めの行動が基本なのでこの時間に。
まずは6:38発のミュンヘン行きのICEに乗り込む。
結構混み合っていたため、指定券を取っておいたのは正解だった。

写真左:まだ薄暗い駅のホーム
写真右:ミュンヘン行きのICEでケルンを目指す

一時間ほどでケルン中央駅に到着。
ここでも混乱はしているらしく、駅員が興奮気味の客達に対して対応していた。
臨時のワゴン式案内所も設置され、あれこれと苦情やら新情報やらに対応。

実際の所、僕はケルンまで来てしまえばもう安心。
基本的に、国際列車でかつ他国の車両で運行される列車はストライキの対象外らしい。
次に乗る列車はアーヘン、リエージュを経てブリュッセルに至るICE。
「あれ?ベルギー国鉄なのにICE?」と思ったが、まったく同じ車両なのに、側面にはベルギー国鉄のマークが入っている。

そして、無事にドイツから脱出国際列車に乗ってしまえばこっちのもの。
ドイツを脱出しベルギーの首都ブリュッセルに到着。
以前ここを訪れたのは、1998年頃に友人がドイツへ遊びに来た際に、ドルトムントから日帰り旅行をした時以来。
ブリュッセル北駅は、何ともまぁ閑散とした雰囲気。
首都の駅らしく無いというか、地方都市の駅の雰囲気を持っている感じ。
もっとも、ブリュッセルの主要駅はここではなく南駅かセントラルだが。

写真左:ブリュッセル北駅
写真右:鉄道と飛行機のコネクションを表現した広告

ここからブリュッセルの街へは出ずに、アントワープへ。
アントワープには旅系の友人であり、ベルギー人と結婚したAさんが住んでいるので遊びに行こうという魂胆。
アジア系旅人が多いので、誰も遊びに来ないと嘆いていたため、遊びに来た第一号となるべくアントワープまで足を運ぶ。

「お〜!いきなりの雨かぁ〜〜!」
アントワープ・セントラルで待ち合わせた友人Aの一言目がこれ。
ドイツから列車を乗り継いでやって来て、昨日電話で予約した駅前の安ホテルに移動しようとしたら急に雨が降って来た(笑)

まずは市内観光を少し。ビールの前の準備体操。
ヨーロッパの古い街並みに、雨は似合う。
迷路のような旧市街に建つ細い三角な建物。他の街と同じ様に、アントワープも路面電車の街。なかなか古い車両も走っており、興味深い。

次回へ続く>>