Bamberg / バンベルク ビール情報

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ドイツ人も憧れの世界遺産都市

bam_mapフランケン地方の中でも「Oberfranken」エリアの中心都市。司教座の置かれていた象徴としての大聖堂が旧市街真ん中の丘の上に鎮座しており、それを取り囲む様にして拡がる旧市街は戦災も逃れて中世のままの姿を今に残している。そんな貴重な旧市街は、ユネスコ世界遺産に指定されており、世界中からの観光客を集めているのだが、街を見るとやはりドイツ人観光客がかなり多い。

ビール文化における中心都市

bam_schlenkerla003バンベルグはフランケン地方のビール文化の中心都市であると言うに留まらず、ドイツのビール文化の中心都市と言っても過言ではない。
かつて、ドイツのどのエリアでも、ビールは超ローカルな飲み物であり、「地産地消」の飲み物であった。戦後から急速にこの図式は崩れ、大手ビールメーカー、または地方の有力ビールメーカーが市場を抑える様になってきたのだが、このフランケン地方は未だにローカルビールがドッカリと残っているのだ。その中心都市がこのバンベルク。街の中心エリアには10軒ほどの醸造所が現在も軒を並べ、さらに周辺の集落にも有名無名の多くの醸造所が存在し、独自のビール文化を守っている。

名物燻製ビール

DSC_0333バンベルクと言うと燻製麦芽を減量の一部に用いて醸造しているRauchbier(ラオホビア=煙ビール)が有名。一般的なガイドブックでも必 ず紹介されるほどのバンベルグ名物であるが、実際にはバンベルク市内でそれを造っているのは2軒のみ。周辺集落では所々見かけはするものの、全軒が揃ってラオホビールを造っている訳ではない。なお、口に含むとフワッっと薫製の香りがするのだが、これには好き嫌いがあり、ドイツ人でも飲めない人は多い。3回目までは我慢して飲んでいると、4回目以降からハマりだす人も多い。

バンベルクでビール紀行

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マイン・ドナウ運河の北側MAP

中央駅からマイン・ドナウ運河に掛けてのエリアは、僕の常宿エリア。
駅に近い事ので、ここを拠点にして近隣集落へ列車やバスで向かう。夜帰ってくると、そのまま荷物を置いてSpezialかFaesslaで飲むのが日課。共に数百年の歴史を持つ醸造所が、正面に位置しているのがさすがはビール都市バンベルク。
この2軒がある通りは、かつては10軒以上も醸造所があった「醸造所銀座」とも言える場所。

Keesmann、Mahrsがあるエリアは教会を中心に何軒かの店が集まるエリア。この2軒の醸造所もほぼ対面にある関係。 それぞれに固定客がいるため、共存共栄しているのが長続きの秘訣ではないか、というのが当研究所の見解。

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運河より南のエリアは世界遺産エリア。
ビール文化も世界遺産級。

運河から西のエリアはユネスコ世界遺産にも指定されている旧市街。橋上(中洲?)に造られた旧市庁舎はバンベルクのシンボルのひとつであり、ここを潜って街の中に入るのが、また何とも気分が良い。

大聖堂までは旧市庁舎から5分ほど。一段高い丘にあるため、そこからの見晴らしがまた良い。
別の丘にある聖ミヒャエル修道院(Kloster St.Michael)も4本の塔が街のあちこちから見える。
このエリアにはガイドブックにも必ず載っている超有名店シュレンケルラや、修道院ビールの伝統を受け継ぐクロスター醸造所など、迫力ある店構えの店がズラリ。
人が集まる事から、街外れにある醸造所Kaiserdomの直営パブや、新規開店した醸造所などもあるので、狭いエリアであっても多彩なビールが楽しめるのが嬉しい。

バンベルク市内の醸造所情報