ドイツ旅行の定番エリア
一般的には「ドイツ旅行」と言うと南ドイツを旅するイメージが強い。
特にバイエルン州は州都ミュンヘンやロマンチック街道終点付近のフュッセンなど年代を問わず根強い人気があり、日本の旅行代理店の軒先チラシや新聞広告に載るドイツ旅行は、ほとんどバイエルン州を何らかの形で訪れる旅が多い。または、隣国オーストリアのザルツブルクやスイスのバーゼルなどとセットとなっている旅も。
そして、実際に行ってみると分かるのだが、何とも素晴らしい風景と町並み、宮殿文化や様々な美術館&博物館が目白押しで、世界中からこの地への訪問者が多い事に、納得行く。
ビール文化が花開いた「自由都市」
ビールの都」として自他共に認めるミュンヘンを中心に、数多くの醸造所が存在しているエリア。
世界一有名なビアホール「ホフブロイハウス」。醸造界の権威的存在であるミュンヘン工科大学醸造学科を擁する「ヴァイエンシュテファン」。世界最古の醸造 所のひとつで、修道士達が今でもビールを醸している「ヴェルテンブルク修道院」など、日本でもお馴染みのビアスポットも多い。
これらの醸造所は、一般的なガイドブックにも多く掲載され、かなりメジャーだが、その他にもロマンチック街道のアクセス都市アウグスブルクや、ドナウ川に 拡がる古都レーゲンスブルクなど、日本人に人気の都市にも実は多くの醸造所が存在していることは、あまり知られていない。
バイエルンでビール紀行
時間的に限られた旅の場合は、アウグスブルク(Augsburg)、フライジング(Freising)などはミュンヘンを起点として日帰りで楽しむのが一番。
特に、フライジングはミュンヘンの都市交通網の一部であり、近郊電車で楽々行ける。
ケールハイム(Kehlheim)、レーゲンスブルク(Regensburg)はセットで考えるのが良い。レーゲンスブルクで観光も兼ねて滞在し、ケールハイムへ。さらにそこから先、ヴェルテンブルク修道院への船旅というオプションもオススメ。
ちなみに、ロマンチック街道もかなりの部分をバイエルン州内を通過しており、そこには結構な数の醸造所が存在しているが、交通の便がとても悪いため公共交通を使っての旅は困難を極める。
München | Augsburg | Freising |
Rosenheim | Regensburg | Kehlheim |
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