１８８３年にRubenhaus地区に創業したこの醸造所は、その一年後にはこの地へ引っ越してきた。
第二次大戦では破壊されたものの、創業者であるHermann Päffgenとその妻の努力によって再建され、１９４９年より現在のPäffgen Kölschを醸造している。
創業は歴史あるこの街の他の醸造所に比べてそれほど古い訳ではないが、その建物の雰囲気と今日でも創業の地で醸造を続ける姿勢は、老舗と呼ぶのに相応しい醸造所だ。
Friesen strはDom周辺の観光エリアからちょっと離れているので分かりにくいが、Uバーンを使えばDom/Hauptbahnhofから２個目の駅なのでアクセスは良い。
一方通行の細い路地に面した醸造所の壁には、立派な鉄製看板が掲げられており、何とも言えない風格が漂っている。実際、この風格に魅了され、僕は在独中何度も何度もこの醸造所に足を運んだ。
入口付近に置かれた木樽から注がれるケルシュ。
店員さんはと言うと、やはり「Kranz（クランツ）」と呼ばれる盆にグラスを満載して店内を徘徊。
立ち飲みももちろんできるが、テーブル席ではしっかりとした食事が摂れる。
右は５月に行った際に注文した白アスパラ（Spargel）。
シンプルな料理と、シンプルなビール。
最終訪問 ２００８年５月
■Inforamtion■
Brauerei Päffgen
Friesen str 64/66
50670 Köln
Tel:0221 13 54 61
