（読み方：エッシェンブロイ）
ドイツの醸造所はいろんな場所にあるけれど、ここはその中でもとても珍しい学生寮の中にある醸造所。そうは言っても、学生しか入れない訳ではない。
学生寮の一階部分は、普通にテナントとして様々な店舗を受け入れており、居酒屋やカフェなどが入居するケースも多いが、ここはたまたま入った酒場が醸造設備を持っている、というだけの事。
オーナーは元々南ドイツの出身だが、ここベルリン工科大学醸造学科でビール作りを学んだ。卒業後はベルリンで知り合った奥様のためにベルリンに残り、ここに醸造所を開業した。
通りに面して一応看板が出ている。これが無ければ普通は分からない。
看板を頼りに敷地内の中庭に入ると、ビアガーデンが出現。
僕もドルトムントの学生寮に住んでいたのだが、その時の雰囲気ととても似ている。
しかし、決定的に違うのは、学生以外にも近所のオジサン達が多く中庭に入り込んでいること。
この醸造所が、地域の人にも愛されている証拠だ。
ただ、さすがに学生寮だけあって、ビアガーデンで勉強している学生もいる。
（別にビールを飲んでいるとは限らない）
醸造所は小さな設備を、オーナー自らが設置して作られた醸造所。
これらのテナントは、地下倉庫が付いているために、ビールの醸造や貯蔵にはもってこいのスペース。
今後、もっとこの形態の醸造所が増えるかもしれない。
寮内で醸造されたビール。
■Information
Eschenbräu
Triftstraße 67, 13353 Berlin
TEL : 030 4626837
■行き方
Uバーン Luipoldplatz（U6、U9）または Wedding（U6）下車。（ちょうどその中間）
Sバーン Wedding（S４１，S42)下車
